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急に冷えて あわてて 冬物に交換です
遮熱カーテンは外し 暖房器具をだし 勿論 冬服も出し 先週夏物をしまって秋物を出したのは何だったんだ、という私です ショパンコンクール結果の意見を聞きたいと思っておられるブログ訪問者様に 何か一言書かないと お怒りを受けそうですので ちょこっとだけ書きます。 ファイナルの放送時間に 京都は 雨 雷 がすごくって 電波がとぎれとぎれで うまく受信できず 起きていたけれど 結局 聞けない状態でした。 翌晩も 受信が まばらで やっぱり 自然にきけない状態でした。 そのあとは いろいろ 用事もあって 一部しか聞けていません だから 今日は 本当にちょこっとだけ 書きます。 まず 採点表を公表されたなら どこでどういう風にこの結果になったかがより分かるので 採点表を見たいのが今の私の気持ち。 人間の知恵を絞った、苦心して出した結果となったようですね。 さて 私が興味を持ったのは Piotr Pawlak という方でした。残念ながらミスタッチが多すぎて これじゃ 次に進めないと思っていましたので 結果には 落胆はありません。 しかし彼の霊魂が ホールを遊泳したであろう音楽を いつかナマ演奏で聞いてみたい気持ちは今でもあります。 私は彼の演奏を聞いている最中 ショパンが幼少のころに描いた絵を思い出していました。 その絵が浮かんできて ショパンの自由な心と ユーモアとを 思い出し、 絵で描いていたラインのカーブと Pawlak さんが作るフレーズのラインが一致して とても楽しかったです。 審査する側は マジで3週間ほど 毎日9時間ほど座りっぱなしで 100%聞き続けるお仕事は重労働です。 やはり審査員も人間ですから ミスした人を減点方式で採点するのは 手っ取り早いのです。 結局3位になった中国人が 最終での幻想ポロネーズで ひどいミスをしていましたが それでも3位になったのは ミスが生じた理由がナーバスであったが故だという温かい後押しする審査員がいた結果でしょう。 4位になった日本人について 最初の予選でのワンフレーズを聞いただけで この奏法はライグラフ奏法だと ピンときました。ライグラフ奏法は コンクールのような他人との比較できる場所に来ると 別格の音の安定感 量感 うまいと思わせるコンクール向きの奏法なのです。あとから 日本での先生やベルリンでの先生のお名前がわかり ライグラフ教授のもとで同期に学んだ懐かしいお名前でしたので 納得していました。 ただ ショパンの演奏には この奏法は重過ぎるという役に立たないところもありますから 流れを止めないようにとか 躍動感のあるリズムや動きには もっと注意が必要であったと思いますので 3位以内の上位に入れなかったのは当然と思っています。フランス的といいますか 華やかさと軽快さとサロン的な流れは ショパンには必要ですから 協奏曲で そういう優美さを遊び心のように弾いていれば きっと 3位ぐらいにはなれたのではないでしょうか ちなみに 長年 ライグラフ奏法を教授してきた私は 今ならまだ後世の人たちに伝授できますから 学びたいという人があれば いくらでもお声がけください。 2位になった将棋の藤井翔太さまにそっくりな方は 練習曲全曲というプログラミングが話題をつくりマスコミが持ち上げましたね。 彼は確か20歳ですから その年齢では 後期の作品によどむ人生の苦しみのようなものは理解も想像もできないはずです。料理に例えるなら 鋭い包丁も料理器具もそろえた彼が これからはどういう味付けで おいしい、美しい、芸術品と言われる料理を提供できるようになるかという試練が始まります。50年後に期待してます。 精進なさってほしい。 ・・・・ 私は生きていないけれど。 コンクールというものは 後遺症を残します。 通っても落ちても後遺症が生じるのです。 昔 アダム・ハラシュヴィッチ というポーランドの1位の人がいました。沢山レコードを出し いつもショパンコンクール制覇者のレッテルを貼られていました。 当時はソビエトからの弾圧がありますから 大変なストレスであった様です 彼の恩師である ジェヴィエツカ氏宅で会ったことがあります。アイスクリームを一緒に食べましたが その時苦労話を聞きました。 その後 ハラシュヴィッチ氏はオーストリアに移住していましたので 滞在許可をもらう役所でも 見かけたことがありました。真っ白なスーツをダンディーに着こなし 白い帽子もかぶって 目だつなんてもんではありません。 そういう格好で役所に行く外国人はどこにもいないから めっちゃくちゃ目立っていました。 しかし ピアノ演奏でステージに出ていくことはもはやできなかった「うつ病」なのですよね。とても残念です。 バルトークのように コンクールで1位になれなくって それゆえ すぐピアノをやめて 作曲に行った人もあります。 何があっても図太く 健康で 頑丈で どこででも睡眠がとれ どんな食べ物でも食できる胃腸の丈夫な方が コンクールにはむいているのでしょう。 今回も振り返れば 皆さん マラソン選手のように持久力もあり 体力もあり 筋力もあり 力強かったですね。 ショパンが病弱で 競争には無縁で 引っ込みじあんで 思慮深いタイプであったことを表現しようとした人は 結局いなかったのかな? 1位になった方の演奏を まだ きけていないのですが 彼が一番 細身で 虚弱な体質のようで 確か3次予選の時も体調不良で 一番最後に順序を変えられましたよね。 青白くって ひ弱そうにお見かけする点では 一番ショパンに近いでした。 。
by hiroko-miki
| 2025-10-24 10:39
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