見上げると 銀杏が立派になっている。 今年の夏は まったく 生き残れないと思った。8月になると もう夜に眠れなく 起きていればよいじゃないかと自分に言い聞かせる。 寝ないから食欲は無し。 スイカぐらいしか食べられなかった。 勿論外出は危険だからと役所?からショートメールが毎日来る。動かないから足が弱る。 負のサイクルだった。 日本の夏は 一番 つらい。 どうしても自分の体はヨーロッパの気温に合わさっているようで 連日の高温と多湿に 慣れてもくれない。時間がたっても慣れないのだ。以前はクーラーの中なら 食事も普通にできたが それが出来なくなっている。
しかし やっと 生き残った実感が出てきた。
昨日は米寿を祝う≪いとこ≫がいたので 同居していた祖父など 88以上に長生きした人の生活を思い出していた。どうやっていたから長生きが出来たんだろうか?と その日々のルーテインを 思い返す。
現代は核家族で なかなか 加齢に生じるいろんな変化を見ずして生活する人々が多いが 幸い私はじっくり見ていたので 老人の生きざまを思い返すことが出来る。
そもそも 昔の人は やっぱり とても強い。
自分の中のDNAをみて 身にあった生活を考えなきゃ、と 思考回路が動き出した。