by hiroko-miki カテゴリ
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このブログをはじめたころは 日本人の生徒たちが帰国をして いろいろ難題にぶつかるであろう時に ちょっとでもザルツでがんばった日々を思い出してくれて乗り切ってくれたらな~という想いで書き始めました。 でも自分が帰国をしてブログを見ると今度は自分が自分にハッパをかけられる気分でこのブログは消去するのではなく、しばらく残しておこうと思うようになりました。 だからこれからのブログは読者なしの独り言が中心ですし、 (自分のことを書いたって誰も興味があるわけではないことは分かっているので)自分のことは極力書かないでいきたいと思っていますが ひょっとしてこれからは海外でがんばっている日本の方々に読んでいただけて何かの参考になればいいなと思います。
あらためて帰国して 日本の良いところの第1番は: 冬の間も 天が高かったことです。 この表現って 分かっていただけるかどうか分からないですが ヨーロッパでは1月、2月、3月と どんより天が下がってきておも~くのしかかるような日々が続きます。寒さと陽の出ない日々の連続は気分がおちこみ 特に一人でがんばっている留学生は 学校もお休みになる時期で 話し相手もなく お出かけするところもなく、鬱になりやすい。 一般人はファッシングで馬鹿騒ぎをして「狂う前に狂った遊び」で鬱憤晴らしをするわけですが 留学生の中にはまじめな子がいて馬鹿騒ぎは馬鹿らしいとコミュニケーションから離れていくタイプがある。自殺者がでても日本人ではないと分かるとなぜかほっとしていた。 でも日本だと「気候が鬱を招くのではない」とおもった。 とはいえ 夏の暑さも 秋の台風も 地震も 火山噴火も 大変な自然災害が日本ではひっきりなしに そう、しかも北でも南でもおそいかかる。冬といえども結構寒くって 私は部屋ごとに あるいは廊下やトイレも 何台か暖房機を買い足して 24時間暖房を続けました。 母のヒートショックを避けるためだったのですが しばらくして分かった光熱費の高いことに 私がショック ショック ショックを受けてしまった。めちゃくちゃ光熱費が高い。おそるべし!! それだけではない。 ある時期キャベツ1個が1000円もしたり ブロッコリーが700円という値段をみて 何も買えない!!とスーパーで立ちすくんだ。 こんなに「生きていくことが大変な国」なんだ、と 帰国してみて初めてわかる。 私自身は一人暮らしの92歳の母の世話が目的で帰国を決心した。 だから日本の社会がどうのこうのと話せるほど社会とはつながりがまだない。 朝のオキカエ、洗面、朝食、お薬などのお手伝い、そうこうしていると午後になってしまう。 そのあと お医者さんへのお供、 薬局で薬を購入。どこもかしこも待たされる。 天気の良い日には車椅子を使ってお散歩。お話し相手、お遊び相手、 そして家事一般の家のこと。 買出し、料理、掃除、洗濯、アイロンかけ、銀行などの出し入れ、郵便物の発送などなど・・・。あちこち 古い家なんで故障や修繕がそこかしこにある。 毎日 毎日 ほぼ同じことが繰り返される。 その上 冬物を出したかと思えば また 春物に交換。着る物にも四季があって色がある。面倒な衣替えだ。ヨーロッパでは夏物を出すかしまうかで そのほかの季節はほぼ同じもので過ごせる。それに年中なるべく黒っぽいものを着るようにしていた。身の安全のためだ。目立たないこと。貧乏に見えるように。人の目に付くことは極力避けてすごしていたんだ。 そういう注意は今は要らない。そういう意味では日本は気楽。 ただ気温が変化するので 何を着ればよいかは迷う。 毎日の家事一般。こんなにクリエイティヴでない生活は 初めてで そのストレスは微々たる物ではない。 おそらく お世話が子供相手なら その成長の楽しみがあって 同じような家事でも きっと 寝顔を見れば報われるのであろうが 92歳ともなれば 成長を望むのは不可で 何とかして 緩やかな終着にお供をすることだから 日々の「覚悟」というか「気遣い」というか 休まることの無い「神経」が今までのザルツでの生活ではまったくなかった新しいことで 疲れは溜まるが 疲れがとれる道はない。 今の職業は いってみれば家政婦さん? 主婦というにはちょっと権限が母にあるから 私は服従の身だし ちょっとちがうような。でもやっていることは介護施設のスタッフと似ていることをしているし。。。。とにかく 一つ一つのお仕事は 能力的にまだ私でも役に立っているようで ホームには入居できない老衰なんだけれど なにせ お休みがなく毎日が同じことの繰り返しということが 私のようなタイプには めちゃくちゃストレスが生じる。常に主婦業をやってきたプロの主婦人にはきっと分かってもらえないと思うが・・・・。 だから ゴールデンウイークといって楽しむ人々とは ぜんぜん違う世界で呼吸をしているのですが ゴールデンウイークが過ぎればお盆までお休み無く働き、 暑い夏を乗り切れば 次 お正月まで休み無く働くこのシステムは 《不可能》だと思ってしまっている。ニュースのインタビューでラッシュ以上のギュウーギュウーづめの新幹線に乗り込んでどこかにいく人が 連休明けからの仕事にがんばれるように英気を養うんだ、って言っていて それって矛盾じゃん、と心の中で思っている私。1泊でも旅行なんだね。 休暇といえば1週間単位が最低だということに慣れていたんだけれど・・・ そういう 働くことと休むことのバランスが まだ日本的になじめていないし 回りには分かってくれる人間はいそうにないのが 悲しいこと。。。。。時間の使い方とか計画の立て方が日本は独特な気がする。 まあ、いまだにヨーロッパのカレンダー手帳を使っているので 日本の祭日が記載されていなく さっぱりいつがお休みなのかわからないけれど お医者さんはいっせいにお休みなので こうやってブログを更新できる時間がやっと出来る。いつか医療システムの違いについても書いてみたいけれど今日はやめておく。 とにかく来年は日本のカレンダー手帳を買わねば ズレテイル感覚は直せそうに無い。
by hiroko-miki
| 2018-05-04 01:21
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Comments(1)
Commented
at 2018-05-21 12:54
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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