ポルトガルの女流ピアニスト ピリスがシューベルトを弾くというので行って来た。彼女の演奏も久しぶりだ。
むかしむかし ヴァイオリンの塩川さんとのデュオを 東京で聞きに行ったのが 初めてで あれはもうかれこれ40年も前の話になる。日本にも時々行っている様子だが なかなか京都まできてくれないし おそらく 今後演奏会を聞きに 私が東京まで出かけることは予定に組めないこともあるので出かけた。女性で70過ぎてもステージに立てるということは すごいことだし 今の彼女をしっかり聞きたいとおもった。
今回は 若手の青年が1曲 彼女が1曲、最後に二人で連弾で1曲という ぷろぐらむであった。
あいかわらず ピアノのコントロールは素晴らしいし 以前にもまして 自然体で無理が無い。
あそこまで舞台の上で 力み無く弾けるのはさすがだ。
演奏中にときおり顔をだす彼女の本性と 演奏が進行するにしたがって その場の成り行きにまかせる ”間” のとりかたなど 何を目標にしているかがくっきり伝わってくる。
最近は シニアの演奏会なら 出かけたいと思うようになっている。 若い人はバリバリ弾くけれど ちっとも面白くない。
ピリスは すべてが終わったときの顔が とてもチャーミングであった。 細い体だから こういうドレスも良く似合っていた。 年をとると真っ黒よりグレーの方が きれいなのかもしれない。 参考にさせてもらおう。
写真を載せる許可は取れていないが・・・・・怒られたら・・・・・消去します。