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コンサートでのトークについて
大阪で開催するクラシックファンの会では 必ずトークをするのですが 大阪では サラリーマンの男性が多いので専門知識は入門書レベルにいたしております。 普通のコンサートでは おしゃべりは無しというのが 常です。 今回の名古屋は 選曲した曲が音楽関係者といえども説明が必要だと判断しまして 少しお話させていただきました。 ご来場者はピアノの教師が多いであろう。でも 学生も来るだろう。 また 若い小学生たちもいるかもしれないということで 言葉をなるべくやさしく選びました。 次の文章は メモしていたもので 実際はこのようには 話せていないと思いますが・・・。 こんにちは! ウルマンの作品を紹介します。 ロシアがウクライナに侵攻して一年過ぎても いまだに 平和への明かりが見えるわけではありません。大きな宇宙から見れば 地球という惑星で ロシア君というガキ大将と アメリカ君というガキ大将と いじめにあっているウクライナ君と それをじっと見ているヨーロッパ君と そのガキどもの ちょっとした駆け引きに 漁夫の利 で 儲けを考えているガキ大将も存在しています。 ここでガツンとカツを入れる世界のママがいればよいのですが どうやらそういう人はいません。 マッチ一本の火遊びが いつ 世界を戦火にしてしまうかもわからない状況です。 そういうなか 歴史は繰り返されるということを思い出せば 1943年のウルマンの作品を 思い出してしまうのです。 ウルマンは知名度の低い人ですし、まず教材としても演奏会のプログラムにしても 取り上げられない曲です。 生まれは1898年 当時のオーストリア=ハンガリー帝国のテッシェンで生まれ 指揮と作曲をウイーンで学んでいます。 シェーンベルグに学んでいます。 プラハにて指揮者として大活躍していました。 1940年 ナチスがプラハに侵攻し、ユダヤ人である彼は 身を隠すことに努力をせざるを得ません。 住居を転々と変えます。音楽活動のような目立つことはできません。音楽をあきらめた生活を余儀なくさせられます。 ジャーナリストという国境を通過しやすい職業についたり 本屋をいとなんだりしますが とうとう 1942年とらわれて テレージエン強制収容所に連れていかれます。そこでは 音楽家であるがゆえに音楽を担当させられます。 彼が友人にあてた手紙には「決してプロバガンダのみずものそばで 泣いて座っているわけではなく 芸術に関する我々の努力は 私たちの生きる意志にみあったものです。 最も大きな貢献をした」 と書き綴っています。 もう逃げまくることの必要もなく 音楽が出来ない生活でもなく 生きるのだという意志を持っているのです そんななか 収容所で音楽会が企画されます 彼は1943年8月1日のたった一日で 今から弾くソナタ6番を作曲しました。 この曲だけが収容所で演奏された曲であります。そして 手書き楽譜を 友人に郵送したので 楽譜は消失 焼かれることをまぬがれて残っております。 どういう思いで曲を作曲したのか 明日の命はわからない状況の中 ほかの作曲家ではありえなかった環境なのです。 作曲された翌年 ウルマンはアウシュヴィッチ・ビルケナウに身を移され 移動した2日後には ガス室で殺されました。46歳でした。
この作品は ソナタというタイトルがついていますが 厳格なソナタ形式ではありません。 4つの楽章は 一つのモティーフで成り立っています。それは4つの音で出来ています。 長2度と短2度との組み合わせです。 反進行をさせたり 和音での同時打鍵もあります。 組み合わせはいろいろです。 (略) 私は 4楽章の最後のコーダを弾くといつも思い出すのが ローゼンカヴァリアのフィナーレの場面です。 きっと ウルマンは ローゼンカヴァリアが 大好きで 昔の思い出に浸っていたのではないかと思えてくるのです。 この曲には 戦争反対とか 何か活力を与えるとか気分を奮い立たせるというような目的は無いと思います。 すべてをなくし 何もかもなくし、 希望も未来もない日々のなか 十分な食料を与えられるわけではなく 過酷な肉体労働を課せられ、 そういう死というものを意識しているなかで 死ぬために生かされているという中で ウルマンは自分の思考は誰からも弾圧を受けないことを祈っていたのではないでしょうか 後半に弾くベートーベンのように 怒りや嘆きや自分との葛藤や 人類愛を歌い上げるということはしていません。 ウルマンは四方八方縛られた生活の中で いかにその中でも思想的に自由を失わないで 開放感や夢やジョークを描くかということに努力しているようです。 80年前もウルマンが見上げた空は 青空でもあり 星空でもあったでしょう。ウイーンで見ていた空もテレージエンで見える空もかわりはしない。ユダヤ人であろうが何人であろうが 神様は平等に自然を与えてくれています。 今 地震で被災した人々も空を見上げ ウクライナの人の頭上にも青空はあります。我々がやさしい気持ちで青空を見上げられるには努力が必要だと思います。 努力なしに平和は続きません。 音楽会は楽しいことを提供する場ばかりではないです。さらに昨今の教育機関においても 技術先行で 受験やコンクールでの栄光を目指し それに勝ったものが音楽ビジネスの営利主義に乗っかっていけるという風潮がありますが 音楽はそんなためにあるのではない事を 忘れてはなりません。それゆえ 今日のコンサートにこういう選曲をさせて頂きました。
だいたい このような感じでお話したと思います 終わり #
by hiroko-miki
| 2023-03-15 23:39
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ポカポカ陽気がつづいています。
京都の今年の桜開花は 3月19日ごろとのこと 昔は 4月8日ごろが入学式で ランドセルを背負った新入学生が 桜の木の元で 記念写真を撮っていたものでしたが 最近4月には桜はもう散ってしまって そういう記念写真が 関西では写せなくなっています。 さて 先日の名古屋の演奏会に 思いもかけず 大勢の方が来てくださいました。その上 もっと驚いたのが わたしのブログを読んで はるばる九州からとか 山陽新幹線 東海道新幹線などを乗り継いで ご遠方から いらっしてくださったことです。懐かしい再会で 笑顔がほころびました。本当に 皆様の温かいご支援に感謝いたします。 演奏会のあと 写真を撮ってくださいました。 とても 天井が高く 残響がほぼなく ホール内の気温変化による楽器のピッチは恐ろしすぎるほど崩れ 苦労させられましたが それでも このホールを承知している名古屋の方々にはそれは驚きではないので 静かに音楽に耳を傾けて頂けたようです。 好評に終わりました。 ウルマンの作品を弾く前に ご挨拶を兼ねたトークをさせていただきました。 その話も好評で このブログに 内容を載せてほしいとの希望が 入ってきております。 いずれ 搔い摘んで載せます。 #
by hiroko-miki
| 2023-03-11 21:36
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![]() コロナでの入場制限が緩和されているからだと思います。 どうぞ マスクはご持参なさって 気楽にお越しください。 京都は いつまでも雪がちらつく寒さですが 3月4日は 気温が上昇するようです。 特に名古屋はあったかそうで 良かった!! キャンバスは 名古屋駅から東山線だと 2つ目の栄というところで 名城線に乗り換えて 3つ目の名城公園で下車。 2番出口で地上に上がると(ここは階段)(1番出口はエレベーターあり) 人通りもなく ガランとしてますが そこが名古屋造形大学です キャンバスホールはその中にあります。 ここで迷ってしまうのですが 中庭みたいなところを奥にすすむと ホールへの入口があります。 乗車時間は短いですが 名古屋駅での雑踏を歩いたり、乗り換えの待ち時間などを考えると 名古屋駅からは30分見ておかねばならないと思います。 #
by hiroko-miki
| 2023-02-26 15:04
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雪がいまだにパラついたり 気温が急に下がったり されど 庭の梅の花は満開になっています。オー うつくしや!!
時は流れ・・・2月もあと10日ほど。 そろそろ 冬眠から覚めなければと思いつつも 寒いし 暖房費のめっちゃ高騰に これは2ヶ月分なのか、と一瞬目を疑ったけれど、どうやら これが現実だと悟る。 我が家で唯一あったかいお茶の間でうずくまり なかなか腰が立たない。。。😢 動かないのに モグモグ食べれる幸せ! 重力に逆らわずに身をゆだね災難時に備えての体脂肪蓄積には成功している。 自分の目でここは確認済み! でも やんなきゃならないことが 迫ってきた。 そろそろ・・・練習開始。 3月4日 土曜日の 午後に 名古屋音大での ≪めいおん 名城公園コンサートシリーズ≫ で弾きます。素敵なチラシを作ってくださいました。 ![]() 現在の世界中の不安時にこそ この曲は弾かねばならない、聴かねばならないと 確信しています。 ぜひお近くにお住まいの方はご来場ください。 #
by hiroko-miki
| 2023-02-17 15:25
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天気予報 当たりましたね 10年に一度の寒波が やって来ました
京都市の私の地区は マイナス4度ぐらいで すみました 積雪も15cmほど。 たいしたことないと思ってしまったのですが ザルツブルグから持ち帰ったマイナス15度ぐらい用の寒波用のダウンコートも 「着るなら今でしょ!」 と 毛の付いたブーツなんぞも履いて おしゃれを楽しんで 寒さ知らずでお出かけしたのは良かったのですが・・・・ 京都の交通機関が さっぱりマヒ状態で すっかりエネルギー喪失になって 帰宅しました ザルツブルグでは 雪が降りそうになると すぐ町中を除雪車が走ります。滑らないように道路は塩化ナトリウムか塩化xxx小石のようなものが まき散らされるので 道が滑る心配はなく お散歩も出来ました 除雪車の ガーガー ジージー という音が響き渡るのが 雪の日の様子でした ところが 京都は シーン シーンと 音が何も聞こえない 「時が流れる音」が感じとれる静寂さです。 京都駅で乗り換えねばならないお出かけだったのですが 何一つ雪対策はなされていない。 驚きました バス停では金閣寺に行く人たちで 安全地帯に人が乗っかりきらない列です マイクを持った係の人が 二条城は何番 清水寺は何番と案内はしているのですが 足元の雪対策は 何もない きっと札幌市だったら まずは安全対策だろうと 見つめていました 京都市内でも山際のところは 48cmとかの積雪だったようです 去年の年末から 家電の故障や修理 買い替えなど このパソコンの不調なども含めて もういい加減そういうものから解放されたかったので 水道管凍結で困らないように 深夜も 外に設置されているエレファームが止まんないように 時々お湯を出して 乗り切りました。 雪はすぐに 翌日には とけはじめていますが 溶けても形を崩さないゴミ箱と 雪が減ってそこに顔を出した梅の花の写真を写しました。 #
by hiroko-miki
| 2023-01-27 17:58
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