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ザルツブルグは ここ数日真夏日のピークを向かえています。 日陰でも35度という気温で 動くのが億劫になる気温です。この暑さだと さっさと行動も出来やしません・・・・。
さてさて 引っ越しの体験談を書きますね。 私は《ザルツブルグ市内》での引っ越しが 今回で5回目です。この間まで住んだところには15年いました。 この15年で色々なことがずいぶんと変化したものと思いおこします。 以前の住居探しは土曜日に発行される新聞の広告欄のみが主でした。 (現在は 毎日更新されるインターネットのさまざまな不動産のホームページで調べられます。) こちらの新聞は一日に一回だけの朝刊だけなので 印刷が出来上がる金曜日の夜に いち早くその新聞を手にすることから部屋探し開始でした。 新聞を手にすると まっしぐら公衆電話に行き ダイアルして・・・・電話をかける小銭を十分用意し、(テレフォンカードの無い時代です。勿論携帯電話の無い時代) 筆記用具を握りしめていても まず相手は話中でつながりません。 どんなに頑張っても 私より早い人が一杯いたと言うことです。 たとえつながっても ピアニストという言葉を聞くと NOの返事でした。 毎週毎週それが続き成功率ゼロを体験します。 勿論自分の方からも広告を出しました。新聞に載せて返事を頂くための電話番号は友人知人の番号をお借りしました。そのときに住んでいたところは呼び出しの電話だったからだと思い出します。 たくさんの方に援助していただいて 新聞広告は18回出しました。 そしてやっとこ18回目に返事のあったところで ここならピアノを持って入れると思えたのが 15年住んだ、この間までいたところだったのです。 なぜ そんなに大変かと言うと ピアノという楽器の所為です。 建物の中の階段がどういう設計かで 部屋を見るまでもなく 運搬できるか否か 最初のハードルです。私は2メートル11cmの楽器を持っています。これが大きすぎるのです。いつも声楽家だったらな~~と思いました。住居の事を考えれば188cm位の大きさのピアノが利口ですよ。 当時18回の広告で 見に行った住まいは 100件を越えています。町のいたるところに探しに行っていましたので 今でもバスの窓から見える建物に あそこのアパートは備えてあった家具が素敵だった、とか 間取りがよかったのに、とか思い出しています。 階段がまっすぐなら問題はないのですが、 踊り場があると そこの広さ、天井までの高さ、そして床の素材(ピアノは重いので 板の階段だと 抜け落ちる可能性もある)などなど 調べる点があり、たいてい その階段で結論が出、 アパートの中を見せていただくまでもなく NOになりました。 ピアノが運び入れられる物件が見つかると 次にピアノが弾けるかという問題を調べます。たいてい 建物の入り口に その建物の決まりごとが書かれています。 掃除機はいつかけてよいか、楽器はいつ音だしして良いか、とか決まりが書かれています。 これは建物ごとに少しずつ違います。法律では楽器の演奏は騒音にならないわけですが 実際は練習の音というものは 騒音だと思う人も出てくるわけで 建物ごとに 詳しく決まりがあります。 平日の朝8時から正午までと 午後4時から7時まで音だしOKという場所がほとんどで 週末は一切ダメと言う場所が普通です。 ありがたいことに 練習がやかましいという理由で 文句が出たと言う体験を私は生涯いまだ一回もしていません。うるさいといわれるのではなしに もっと弾いて、とか 教えて欲しいとか言われて困ることは何度もあります。 引っ越しせねばならない状況に陥ったのは、 家を改装するから・・・とか、子供が出来ないと思っていたのに15年ぶりして子供を授かり、部屋が生まれてくる子供に必要になるから・・・とかでした。 音出しの規約が書かれていない建物もあります。 しかしその場合 その建物に何世帯住んでいるか、だれがすんでいるかが大事です。どんな職業の人が住んでいるかです。たとえば看護婦さんのお仕事をしているような人が住んでられると 夜勤とかで日中に睡眠をとられるわけですから 練習は控えなければならなくなるであろうし、 歯医者さんはいいけれど 内科の診療所があれば 聴診器が聞こえなくなるような音はだせないし・・・・・。 そのようなわけで 高層のマンションとかは 問題が出てきそうな場所になり、見に行かずして断ります。 今回の所は ひとつのフロアーに2世帯ずつ入っていて 3階建て、地下と屋根裏に事務所が入っているので8世帯と言うことです。 ただ 今回は ピアノの練習が出来なくって良いという考えで入居しました。普通に暮らせることを満たしてくれる場所であれば OKだと思っていたからですが 今の所 文句は出ていません。というか まだ練習する時間がとれません。。。 ここまでお読みくださった方は なんで一軒家にすまないの?と思われると思います。町外れの一軒家なら ピアノは夜中でも弾けるでしょうって。 実は私はすごい怖がりで 一人で一軒の家にいることが不安です。それに 周りが牛ばっかりという田園は寂しい。車を運転しない人なので 夜遅い帰宅が 郊外だと不便。そんなわけで 一軒家は選考対象外になりました。 また ここ15年で すっかり変わったと思うのが 床暖房の発展です。この床暖房は これまたピアノの楽器によくない設備で せっかく壁が厚くて 昔の建物で天井が高くても 床暖房に改造されていると 即 NOになります。 ピアノを置けるスペースがあり、音だしも普通に出来そうでも 次に考えねばならないのが湿度の事です。この点については また 日を改めて 書きますね。 以前とは違って インターネット Eーメール 携帯電話などのおかげで すばやく転居先を見つけることが出来ました。ホントに便利になったものです。 下の写真は 15年住んだ建物の 螺旋形の階段です。 きりきりピアノが運べる大きさでした。出るときに記念にとおもって写真をとっておきました。
by hiroko-miki
| 2012-08-23 03:43
| 写真・ザルツブルグ
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